不動産会社を訪れたとき、気になる物件が見つかった場合は内見をおこない、賃貸物件の室内や外観をチェックしてから契約するのが基本的な流れです。
しかし内見をした結果、事前に抱いていたイメージと異なっていた場合、契約を断るのはマナーとしてOKなのでしょうか。
今回は内見後にスマートに契約を断る方法や、NGな断り方をご紹介します。
内見したお部屋は断ることなく契約しなければならないのか
内見はあくまでも「その家を契約して後悔しないかどうか」をたしかめるためにおこなうものなので、内見後に契約を断るのはOKです。
実際に内見だけをして帰る人は40%~45%におよぶとのデータもあり、多くの方が内見後に希望を変えるなどして別の家を内見し、気に入ったお部屋に入居しています。
内見後の即契約は不要なので、不動産会社の担当者が内見に同行していたとしても、お部屋が気に入らなければ遠慮なく断りましょう。
内見後スマートに契約を断る方法
内見後に契約を断る場合は、なぜそのお部屋が気に入らなかったのか、正直に理由を伝えることをおすすめします。
不動産会社の担当者は、内見した人の意見を聞いたうえで希望条件を満たす賃貸物件を探し直すため、率直な感想や希望を伝えたほうが住みやすいお部屋が見つかる可能性が高いです。
口頭で断るのが苦手な場合は、担当者にメールでキャンセルする旨を伝えるのも良い方法です。
返答を引き延ばすと、次の内見の準備ができないなどの理由で大家さんに迷惑がかかってしまいます。
断ると決めた段階ですぐに連絡を入れるのが大切です。
内見後に契約を断るときのNG例
内見後に断りを入れるのは基本的にOKですが、曖昧な態度のまま返答を引き延ばしたり、嘘の理由で断りを入れたりするのはNGです。
「実は家賃が予算オーバーのお部屋だった」など、最初から契約するつもりがないことや、契約できない事情があることを後出しで伝えるのもマナー違反になります。
不動産会社との信頼関係を築くことが、良いお部屋を見つけて契約するコツです。
最低限のマナーを守って内見を申し込むことを心がけましょう。
まとめ
お部屋の内見はあくまでも「そのお部屋を選んでも後悔しないか」をたしかめるためのもので、お部屋が気に入らなければ断るのもOKです。
契約を断る場合は、その場で断るか後日メールや電話で伝えることも可能ですので、断る理由を正直かつ素早く伝えるようにしましょう。
不動産会社との信頼関係を築くことにより、理想的なお部屋が見つかりやすくなります。