賃貸物件では、建物の構造によって断熱性能に差が生じることがあります。
もし、現在住んでいる物件で断熱性を向上させたい場合は、エアクッション緩衝材や断熱シートなどの便利なアイテムを取り入れると効果的です。
今回は手軽に取り組める断熱対策と、おすすめのアイテムの使い方をご紹介します。
賃貸物件は構造によって断熱性は変わる?
木造物件
木造物件とは、主に木材を使用した建物です。
木造物件は、壁が薄く隙間があるため断熱性が低いです。
断熱性が低いデメリットがある一方で、通気性が良い、家賃相場が低くコストパフォーマンスが良いなどのメリットがあります。
軽量鉄骨物件
軽量鉄骨物件とは、建物の骨組みに鉄骨を使用している構造の建物のことです。
鉄骨造の一種の軽量鉄骨物件には、厚さ6ミリメートル未満の鋼材が使用されています。
断熱性は木造物件より高く、鉄筋コンクリート物件よりも低い点が特徴です。
鉄筋コンクリート物件
鉄筋コンクリート物件は厚い素材を使用しており、断熱性が高いです。
断熱性だけでなく、防音性・耐震性も高い点がメリットとして挙げられます。
ただし、湿気や結露が溜まりやすい点、熱伝導率が高く夏に暑くなりやすい点がデメリットです。
賃貸物件の断熱性を高めるアイテム
エアークッション緩衝材
エアークッション緩衝材は、空気が入ったクッション性のある素材で、主に梱包用として使われるアイテムです。
通販で届いた段ボールに入っていることが多く、身近な材料として活用できます。
この素材を窓に貼り付けることで、空気の層が断熱効果を発揮し、室内の温度を一定に保ちやすくなります。ただし、結露が発生した場合に拭き取りにくい点や、貼り付けが簡単に外れる場合がある点がデメリットです。
断熱シート
断熱シートは、室内の温度変化を抑えるために使用される便利なアイテムです。
窓ガラスに直接貼り付けて冷気を遮断したり、フローリングに敷いて底冷えを軽減するなど、多用途で活用できます。
100均などで手軽に購入できるのも魅力ですが、窓に貼ると視界が悪くなることがある点には注意が必要です。
断熱テープ
断熱テープ、または隙間テープは、窓枠とサッシの間にできる隙間を埋め、冷気の侵入を防ぐためのアイテムです。
使用する際は、テープが途中で切れないように貼ることと、窓の開閉を邪魔しないように貼る位置に注意することがポイントです。
さらに、断熱テープを他の断熱アイテムと併用すると、より高い断熱効果が期待できます。
遮熱断熱カーテン
遮熱断熱カーテンは、複数の素材を重ねたり特殊な加工を施したりしたカーテンで、熱を外へ逃さず、室内外の温度差を緩和します。
遮熱タイプは熱を反射して吸収を防ぎ、断熱タイプは熱移動を抑える効果があります。冬場の寒さ対策として非常に効果的です。
選ぶ際は、床まで届く長めのカーテンを選ぶと、窓下から侵入する冷気もカバーできるのでおすすめです。
賃貸物件の断熱性を高める際の注意点
必要に応じて大家さんに許可をとる
貼り付けたテープがはがれない、エアークッション緩衝材を貼り付けた窓で結露が発生するなど、断熱対策をしてのちにトラブルにつながる可能性もあります。
賃貸物件の元の状態に対して手を加える場合は、あらかじめ大家さんに相談して許可を得るようにしましょう。
原状回復できる範囲を意識する
経年劣化を理由に賃貸物件が損耗・毀損した場合、借主に原状回復義務はありません。
しかし、借主の故意や過失で傷や汚れができてしまうと、原状回復の費用を負担しなければなりません。
断熱対策を講じた結果、壁紙が破れてしまうなどのトラブルが発生した場合、原状回復のために修繕費の支払い義務が発生する可能性があります。
断熱性を高める際は、元の状態を保てるように工夫しましょう。