一人暮らしで猫と暮らしている方は、今や珍しくありません。
仕事で疲れて帰宅した日も、猫の存在に癒され
気がつけば猫中心の毎日になっている…という人も多いで
しょう。
そんな心強いパートナーである猫ですが、一人暮らしでペットを迎えるにはメリットだけでなく、いくつかの注意点もあります。
なにより大切なのは、命ある存在として、最期まで
しっかりと責任を持ってお世話をする覚悟です。
「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも
事前に知っておくべきポイントをぜひチェックしておきましょう。
一人暮らしで猫を迎える前に知っておきたい3つのこと
猫は一人暮らしの暮らしを豊かにしてくれる存在ですが、単身だからこそ気をつけておきたいポイントもあります。
ここでは、猫を飼う前に押さえておきたい3つの注意点をご紹介します。
1. ライフスタイルの変化を受け入れる覚悟を
猫との生活が始まると、日々のお世話が必要になります。
仕事で疲れていても、エサやりやトイレ掃除は欠かせ
ません。
また、長期旅行の際はペットホテルの利用や
ペットシッターの手配が必要です。
今まで自由に過ごしていた一人暮らしのリズムが大きく変わることを理解しておきましょう。
2. 猫の寿命とペットロスへの備え
現在、猫の寿命は15年ほどとも言われています。
長い時間を共に過ごす分、お別れの時の喪失感も大きくなることがあります。
大切な存在だからこそ、「見送る覚悟」も持っておく
ことが大切です。
3. 飼育に必要な環境と費用の準備
猫は上下運動が好きなので、キャットタワーや高低差のある環境が喜ばれます。
トイレや爪とぎのスペースも必要ですし、冷暖房の管理も欠かせません。
フード代やトイレ用品、電気代、医療費など、
毎月の出費も想定しておきましょう。
猫を飼うのにかかる費用とは?
猫との暮らしを始める前に知っておきたいのが、かかる費用のこと。猫を迎える前と迎えた後で、それぞれ必要な出費があります。
猫を飼う前に必要な費用
猫を飼う準備には、キャットフード、トイレ用品、
キャットタワー、キャリーケースなど、生活に必要な
アイテムを揃える費用がかかります。
ペットショップで購入する場合は猫そのものの代金も
必要で、血統書付きの猫は特に高額です。
また、現在の住まいがペット不可の物件なら、ペット可の物件に引っ越す必要があり、敷金や礼金、引っ越し代なども含めるとかなりの費用がかかることもあります。
飼い始めてからかかる費用
日常的な出費としては、キャットフード代やトイレの
砂代があります。これらは毎月必要になるものです。
さらに、予防接種や去勢・避妊手術といった医療費も
見込んでおく必要があります。これらの治療は
ペット保険の対象外のことが多く、自己負担になる
ケースがほとんどです。
保険に加入していない場合、病気やケガの治療費も
すべて自己負担となるため、備えが重要です。
賃貸で猫を飼うときの注意点
猫を飼う場合必ず「ペット可」の物件を選びましょう。ただし、ペット可であっても猫はNGというケースもあります。
これは、猫の爪とぎによる壁や床のキズを心配する大家さんが多いためです。
また、犬のようにしつけが難しいというイメージがあるのも、理由のひとつです。
そして猫を飼う前には、物件の条件をよく確認することが大切です。
日当たりの良い窓があるか
猫は窓から外の景色を眺めるのが好きなため、日当たりの良い窓がある物件は猫にとって快適です。こうした場所は、猫にとってもストレスの少ない生活環境になります。
脱走防止設備の設置が可能か
猫が家の外に出てしまうのを防ぐため、玄関に脱走防止設備が取り付けられるかを確認しましょう。また、キッチンに入ってしまわないように、侵入防止設備を設置することもおすすめです。
一人暮らしで猫を飼う際はメリット、デメリットをよく考えよう!
一人暮らしで猫を飼う場合、いっしょにいるだけで癒されるなどのメリットもありますが、病院代やキャット
フード代などの費用がかかったり壁や床が傷ついたりとデメリットもあるため、よく考えてから飼うことが大切です。