大学生活を始めて一人暮らしを考える際、
「ロフト付きの部屋」に憧れる方は多いのではないで
しょうか。しかし、実際にロフト付きの部屋を見たことがないと、その使い勝手や活用方法については気になることが多いはずです。そこで今回は、実際にロフト付き物件に住んでいる方々に聞いた、ロフト付き物件の
メリットやデメリット、そしてロフトの効果的な使い方についてご紹介します。これからの参考にしてみてください。
おしゃれな「ロフト付き物件」、実際のところどうなのか気になりますよね。ロフトとは、天井近くに設けられたスペースで、寝室や収納として使うほか、勉強や趣味の空間としても活用できます。ロフトへのアクセスは、専用のはしごや簡単な階段を使うのが一般的です。
物件によっては、ロフトにコンセントやTVアンテナ
端子、小窓が設けられ、光を取り入れることができるものもあります。実際にロフト付き物件に住んだ経験がある方々は、どんなメリットやデメリットを感じているのでしょうか?早速、その実体験をご紹介します。
ロフト付き物件、実際に住んだ人の声は?メリットTOP5を紹介!
ロフト付きの物件に住んだことがある274人にアンケートを実施し、実際に感じた「ロフトの良いところ」を聞いてみました。
ここでは、多くの人が挙げたメリットTOP5をご紹介します。
第1位:収納スペースとして使える(115票)
• 「物置として使えて便利」(20代男性)
• 「2部屋っぽく使えて、荷物もたくさん置ける」(20代女性)
• 「段ボールなど普段使わないものを置いて、生活スペースを広く使える」(30代男性)
ロフトを収納スペースとして活用することで、部屋に収納棚を置かずに済んだり、生活スペースをすっきり保てると感じる人が多くいました。
第2位:部屋を広く使える(72票)
• 「スペースの有効活用ができる」(20代男性)
• 「寝る場所にロフトを使えば、床のスペースが広く使える」(30代男性)
• 「布団をロフトに敷きっぱなしにできて楽」(40代女性)
ロフトを寝室や収納として使うことで、居住空間をより広く確保できる点が好評のようです。
第3位:寝るスペースとして使える(31票)
• 「ベッドの代わりに使える」(20代男性)
• 「寝る場所をロフトにすることで、下のスペースを自由に使える」(20代女性)
• 「来客時にもロフトで寝られて便利」(40代男性)
ロフトを寝室として活用すれば、床にベッドや布団を置かずに済み、限られたスペースを有効に使えるという声が多く聞かれました。
第4位:秘密基地みたいで楽しい(23票)
• 「秘密基地のようでワクワクする」(20代女性)
• 「隠れ家のような雰囲気で、登るのも楽しい」(30代男性)
• 「大人でもワクワクする特別な空間」(40代男性)
ロフトは立ち上がっても見えない位置にあり、上り下りが必要なことから、ちょっとした秘密基地感や特別感を味わえる点も魅力です。
第5位:天井が高くて開放感がある(12票)
• 「天井が高いので圧迫感がない」(30代女性)
• 「部屋が広く見えて開放的」(40代女性)
ロフト付き物件は設計上、天井が高めに作られていることが多く、空間にゆとりを感じられるというメリットもあります。
ロフト付き物件の落とし穴?実際に住んでわかった
デメリットTOP5
ロフト付き物件に住んだことのある274人に「住んでみて感じた不便な点」を聞いてみました。ここでは、多くの人が挙げた“ロフトのデメリット”TOP5をご紹介します。
第1位:ロフトは夏は暑く、冬は寒い(91票)
• 「夏はとにかく暑かった」(20代男性)
• 「冷房の風が届かずロフト部分が蒸し風呂状態」(20代女性)
• 「冬は部屋全体がなかなか暖まらない」(50代女性)
ロフト部分は空調が届きにくく、季節によって温度差が激しくなる傾向があります。特にエアコンの位置によっては、夏は熱気がこもり、冬は冷え込みが気になることも。温度対策が必要になることが多いようです。
第2位:上り下りが面倒(76票)
• 「寝るつもりが、結局物置に」(20代男性)
• 「急いでる時や宅配が来たときに不便」(20代女性)
• 「最初は楽しかったけどだんだん面倒に」(40代男性)
ロフトへ行くにははしごや階段を使いますが、それが毎日のこととなると負担に感じてしまう人も。特に忙しい朝や、体調の悪い時、お酒を飲んだ後などは安全面も心配です。
第3位:掃除がしづらい(30票)
• 「掃除機を持って登るのが大変」(30代女性)
• 「暗いし、狭いし、掃除がしにくい」(30代女性)
• 「掃除するたびに腰が痛くなる」(50代男性)
ロフト部分の掃除は、道具を持って昇る手間や、中腰での作業になることが多く、手間がかかると感じる人が多数いました。
第4位:上り下りが怖い(29票)
• 「はしごが急で怖い」(20代女性)
• 「寝起きの階段は危険」(30代男性)
• 「夜中にトイレに行くのが怖い」(40代男性)
特に夜間や寝起きのタイミングでは、階段やはしごの昇り降りが危険だと感じる人も。高齢者や小さなお子さんがいる家庭では注意が必要です。
第5位:エアコンが効きにくい(19票)
• 「冷暖房の効きがイマイチ」(20代男性)
• 「部屋が広くて温まりにくい」(30代男性)
部屋全体が広くなっているぶん、空調の効率が悪く感じることもあるようです。ロフト部分は空気の循環が悪くなりがちで、快適に過ごすには工夫が必要です。
快適に暮らすためのロフト付き物件選びのコツ
ロフトには魅力もありますが、選び方を間違えると不便に感じることも。後悔しないために、物件選びの際にチェックしたいポイントを紹介します。
昇り降りのしやすさを確認
ロフトを頻繁に使うつもりなら、内見の際に実際に昇り降りしてみて、はしごや階段の角度・安定感を確かめておきましょう。
室温管理がしやすいかチェック
エアコンの設置場所は重要です。冷気は下に、暖気は上に溜まる性質があるため、ロフトより低い位置に
エアコンがあると、ロフトが暑くなりがちです。
扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる手もありますが、そのためにはロフトにもコンセントがあるか要確認です。
ロフトでの過ごしやすさを想像しよう
ロフトの天井が低すぎると、座ったり作業したりするのがつらくなります。寝室やワークスペースとして使いたい場合は、天井高や照明の有無なども忘れずにチェックしておきましょう。
普段の生活空間が快適に使えるか
ロフト用のはしごは、普段の生活空間に常に存在するため、圧迫感を感じることも。はしごの設置位置や、
デッドスペースの活用方法なども考えておくと、より快適な生活につながります。
ロフト付き物件での暮らしについて、少しイメージが湧いてきたのではないでしょうか。メリット・デメリットを事前に理解しておくことで、物件選びや内見時にチェックすべきポイントが明確になってきたと思います。
ひと口にロフト付きといっても、その仕様は物件ごとに異なります。エアコンの位置やコンセントの場所、
ロフトの天井高や広さなど、細かい部分で生活の快適さが大きく左右されます。契約後に
「こんなはずじゃなかった…」とならないよう、少しでも気になることがあれば、内見時や申し込み前に不動産会社にしっかり確認しておきましょう。
理想の大学生活をスタートさせるためにも、自分の暮らし方に合ったロフト付き物件をじっくり選ぶことが大切です。