浄水器を設置することで、水道水に感じる独特の臭いや味がやわらぎ、飲料水を購入するコストも節約できます。
賃貸物件で浄水器を使いたい場合は、大がかりな工事が不要な「取り付けタイプ」を選ぶのがポイントです。ただし、大家さんや管理会社の許可を得ずに設置すると、契約違反になる恐れもあるため注意が必要です。
この記事では、賃貸でも使える浄水器のメリットや選び方、設置時の注意点などをわかりやすく解説します。
浄水器を使うメリット
1. 水道水の臭いや味を抑えられる
水道水には、塩素による消毒の影響でカルキ臭や独特の味を感じることがあります。浄水器を通すことで、こうした残留塩素を除去でき、飲み水としても料理用としても、より美味しく使えるようになります。
2. ペットボトル水の購入費を節約できる
ミネラルウォーターを日常的に購入していると、月単位では意外と大きな出費になります。浄水器なら初期費用やカートリッジ代のみで済むため、長期的にはコストを抑えられるのも大きなメリットです。
賃貸におすすめの「取り付けタイプ」浄水器3選
蛇口直結型
蛇口の先に直接取り付けるタイプで、コンパクトかつリーズナブル。工具不要で取り付けが簡単なうえ、節水機能や水流切り替え機能があるモデルも。初めての方にも扱いやすい浄水器です。
ポット・ピッチャー型
ポットにろ過フィルターが付いており、蛇口の形状を問わず使える手軽なタイプ。引っ越しや持ち運びにも便利で、価格もお手頃です。
据え置き型
キッチンシンクの横に設置し、ホースで蛇口とつなぐタイプ。高い浄水能力を備えたモデルが多く、工事不要で使える点が特徴です。デザイン性に優れた商品も多く、見た目にこだわりたい方にもおすすめです。
浄水器を設置する前に確認すべきポイント
契約内容をチェック
賃貸契約では、勝手に設備を変更することが禁止されているケースが一般的です。取り付けタイプでも、浄水器を設置してよいか事前に契約内容を確認しましょう。
大家さんや管理会社に相談
契約書だけでは判断できない場合は、必ず大家さんや管理会社に相談を。確認を怠ると、退去時に修繕費を請求される可能性もあります。
浄水器を選ぶ際の注意点
蛇口の形状に合っているか
蛇口の形によっては、一部の浄水器が取り付けられない場合もあります。購入前に、自宅の蛇口と浄水器の対応状況をメーカー公式サイトなどで確認しておきましょう。
除去できる物質を確認
浄水器ごとに除去できる物質の種類が異なります。残留塩素のほか、鉛やトリハロメタンなど、何を除去したいかを明確にし、それに合った製品を選びましょう。
浄水器を使えば、水の味やにおいを改善でき、日々の飲み水や調理にも安心して使えます。
賃貸物件でも、工事不要の取り付けタイプであれば設置は可能です。ただし、事前の確認や相談を忘れずに。
特に小さなお子さんがいるご家庭では、毎日の水の質にも気を配りたいところ。物件選びの際に「浄水器を設置できるかどうか」を基準のひとつにするのもよいでしょう。