新居への引っ越しや模様替えを前に、「理想の部屋って、どう作ればいいの?」と悩んでいませんか?特別なセンスがないと無理?いいえ、そんなことはありません。
実は、インテリアのプロが実践しているテクニックの多くは、シンプルな考え方と基本のルールで構成されています。
今回は、賃貸でもOK・予算が限られていても実践可能な「暮らしやすくておしゃれな部屋作り」のヒントをお届けします。
部屋づくりは「自分を知ること」から始まる
インテリアの失敗は、いきなり家具を買ってしまうところから始まることが多いもの。まずは、自分のライフスタイルと好みを言語化するところからスタートしましょう。
1. どんなふうに過ごしたい?
家にいる時間の使い方を書き出してみてください。仕事をする、映画を観る、友人を呼ぶ…目的によって必要な家具や配置も変わります。
2. 好きな雰囲気を可視化する
InstagramやPinterestなどで「好き」と思えるインテリア写真を集めてみてください。10~20枚ほど集めれば、自然と共通点が見えてくるはず。
3. キーワードを絞る
たとえば「シンプル・ウッド・くつろぎ」や「モダン・グレー・直線的」など、3つ程度に絞ると家具や色を選ぶ際の“軸”になります。
色のバランスで空間に「調和」をつくる
おしゃれな部屋には「色のリズム」があります。その鍵となるのが、「60:30:10の法則」。
ベースカラー(60%):壁や床など、背景になる色。白やナチュラル系が一般的です。
メインカラー(30%):ソファやカーテンなど、部屋の印象を決める大物に使う色。
アクセントカラー(10%):クッション、小物、アートなどに使って個性をプラス。
この割合を守るだけで、インテリア初心者でもバランスの取れた配色が可能に。
色のトーンも揃えると、より洗練された印象になります。