水回りは、少し掃除をサボるだけですぐに汚れが溜まりやすい場所です。特に水垢やカビといった汚れは放っておくとどんどん落ちにくくなってしまいます。
だからこそ、正しい掃除の方法と汚れに合った洗剤を使うことが大切です。
この記事では、水回り掃除の基本知識から、場所ごとに効果的な掃除のコツ、そして汚れの種類に合わせた洗剤の選び方まで、詳しく紹介していきます。
【キッチン】水まわり掃除のポイント3選
● 毎日の手入れ
食器を洗う際に、シンク全体もスポンジと食器用中性洗剤で軽くこすりながら掃除しましょう。シンクは水垢がたまりやすいため、使用後にマイクロファイバークロスで水気をふき取っておくのが効果的です。
● 頑固な水垢にはクエン酸を活用
放置された水垢は通常の洗剤では落ちづらいためクエン酸水をスプレーし、メラミンスポンジでこすりましょう。
しつこい汚れには、クエン酸水をかけたあとにキッチンペーパーとラップで数時間パックする方法がおすすめです。
● 排水口のぬめり対策
重曹とクエン酸を使った発泡反応で、排水口の汚れを浮かせて落とします。
仕上げに古歯ブラシでこすればしつこいぬめりも解消できます。
ゴミ受けには漂白剤を使った浸け置き洗いが効果的です。
【浴室】清潔を保つ4つの掃除の工夫
● 毎日できる掃除習慣
浴槽や排水口はバス用洗剤とスポンジで毎日軽く洗い使用後はスキージーで水を切るのがポイント。
換気扇や浴室乾燥機で湿気を減らすことも、カビ予防に効果的です。
● 鏡の水垢にはクエン酸
鏡の白い汚れにはクエン酸水スプレーとメラミンスポンジを使いましょう。
しつこい水垢はキッチンペーパーとラップで数時間パックした後にこするときれいに落とせます。
● 浴槽・床の汚れ落とし
皮脂と水垢が混じる浴槽や床は、重曹とクエン酸のW使いが効果的。重曹水とクエン酸水を噴きかけてしばらく放置後、ブラシでこすり落としましょう。
● 目地の黒カビには重曹+クエン酸、または漂白剤
タイルの隙間にできたカビは、乾いた状態でクエン酸と重曹を使い、1〜2時間放置後にブラシで洗い流します。
落ちにくい場合は換気と手袋を徹底し、塩素系漂白剤を使用してください。
【洗面台】キレイを保つための掃除テク4選
洗面台は水垢のほか、化粧品などの汚れが付着しやすいエリアです。
放置すると頑固な汚れになるのでこまめな掃除を心がけましょう。
● 普段の掃除習慣
髪の毛などのゴミを取り除いたあと、スポンジで全体を軽くこすって洗います。
使用後にはマイクロファイバークロスで水滴を拭き取るのが効果的です。
● 洗面ボウルと蛇口の汚れ落とし
水垢にはクエン酸スプレーとメラミンスポンジ、化粧品などの油分汚れには重曹水が最適。
蛇口周りの手垢や黒カビも重曹水でしっかり落とせます。
● オーバーフロー(排水穴)の掃除
手が届きにくいオーバーフロー部分は、泡タイプの塩素系漂白剤で殺菌&消臭。
放置後に水を流して洗い流しましょう。
● 排水口の奥までスッキリ洗浄
重曹とクエン酸を振り入れたあと、ぬるま湯を注いで30分放置。
泡の力で汚れを浮かせ、歯ブラシでこすってから水で流せば内部まで清潔になります。
【トイレ】水回り掃除のポイント3つ
● 毎日の掃除
毎日の掃除では、トイレ用の中性洗剤を便器の内側や縁裏に噴きかけ、少し置いてから水を流す方法が基本です。
中性洗剤は軽度の汚れを落とすのに最適で、毎日使っても便器を傷める心配がありません。
● 黄ばみや水垢の除去
便器の黄ばみ汚れには酸性洗剤が効果的です。中性洗剤だけでは落とせない頑固な黄ばみや水垢も、酸性洗剤を使用すればしっかり除去できます。使用する際は
● 黒ずみ汚れの対策
便器の黒ずみ汚れは、主にカビが原因です。
この黒ずみには塩素系漂白剤を使用しましょう。
ただし、酸性洗剤との併用は避けるべきです。
混ぜて使うと、有害なガスが発生する危険がありますので、絶対に避けてください。
また、塩素系漂白剤は皮膚に刺激を与えることがあるため、ゴム手袋を着用し、換気をしっかりと行ってから使用しましょう。
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【水回りの掃除】クエン酸や重曹を使いこなす
水回りの掃除では、適切な洗剤を選ぶことが重要です。特に、クエン酸や重曹は安全で経済的な洗剤として非常に役立ちます。これらを汚れに合わせて上手に使うことで、頑固な汚れも効果的に落とせます。日常的な掃除をこまめに行い、定期的なメンテナンスを心がけることで、清潔で快適な住まいを保つことができます。
もし自分では掃除が難しい頑固な汚れや広範囲の掃除が必要な場合、プロのハウスクリーニングサービスを利用するのもひとつの手です。また、水回りをより機能的にしたい方にはリフォームを検討するのもおすすめです。